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働くということ(2) [日々思うこと]

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たまには仕事のことでも。
仕事先の人間関係は僕にとって厄介な代物だ。
何年経っても明確な答えはないし、
たぶん働いている限り、
それは見つからないだろうとも
時として思う。
かと言って完全に仕事と割り切って
仮面と仮面のままの関係でやっていく強さもない。
30過ぎてからは少ないながらも
仕事を通じての友達ができるようになったのがせめてもの救いか。
かと言って全否定もできない。
仕事上の深刻な、息の詰まる、思わず感情的になってしまう色々な出来事は
生きていくことの本質的な要素を多々含んでいると感じる。

以前「昭和のエートス」という本を読んだ。
非常に面白い本で読みふけっていたのだが、
その中で著者が働くことについて
「労働とは生き残りの手段である。やりがいのある、個性を発揮できるような仕事は
とっくにメンバーズオンリーである層によって占められている」
みたいな感じで書いていた。
僕は共感というか、非常に的確な現状認識だと感じた。
ちょっと前に青山学院大学附属幼稚園に裏口入園を依頼した人が、
裏口入園できなかったと、
裏口入園を頼んだ相手を告訴、との記事を読んだ。
なんとも醜い事件というか、
目糞鼻糞というか。
長い目でみたら社会的には依頼した方が悪と感じるが。
渡した金額は確か三千万くらいだと思ったが、
これもある意味、将来何らかのメンバーになるための投資だろう。

大多数の庶民は
平等という名のもとに
出来レースに巧妙に参加させられる。
そしてそこでの失敗に、自分の努力が、策略が、学歴が、資格が足りないからだと
日々思い悩んでいる人がどれだけいるだろう。
火宅の人となり、何かおかしいと感じつつも
消費で、飲酒で、無理矢理に自分の中でうやむやにしている人が
どれだけいるだろう。
日本の統治はある意味完璧であると感じる。
戦争で負けてあれだけ焼け野原にされても、2、30年で復興、
世界の3本指に入る経済大国になったのは、この辺りが深く関わっていると感じる。

最近、仕事についてはしんどくて当たり前と思う。
特に僕のような庶民にとっては。
だけど深いところで
降伏する気は毛頭ない。
ここだけの話し(笑)仕事中は怒りを多々感じる。
そして感じるべきだと思う。
そのエネルギーを暴発させず、
否定せず、
注意深く見守りながら抑制し
自分の中に強固な貯蔵庫を作り上げ、
日々コツコツとそれを貯めていき、
その蓄えられたエネルギーを
なにか創造的なものに変換する
そんなシステムを自分の中に
作り上げたなら。
その先には見たことのない世界が広がる予感。

こんな風に考えるようになったのも
ある意味労働のおかげであることも否めない。
結論!
食えているだけで上等であり
立派なのである!
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